それは違う❗️原因はメンタルじゃなくてプレーンの角度😲
先日の試合でマサくんのバッグを担いでいる時、印象に残ったシーンが何回かありました。それは80Y-120Yのウェッジゲームでショートした時に彼が『しっかり打ったつもりだけどショートしてる。メンタルが弱気なのか?』と言っていたことです。
基本この試合では僕も彼も未経験な位の暴風の中でプレーしていたのでそもそも距離感を合わせにくいコントロールショットを常に求められていました。そんな中、彼の持っているクラブと振り幅、スピードを考えると風を考慮に入れても届くはずのショットがピンから20Y手前に落ちてしまうことがあったのです。なぜこのようなことが起きてしまったのでしょう。
その原因のヒントは音でした。マサくんが打った瞬間、もの凄い風を切る音(バックスピンの音)がしながらボールは飛んでいたのです。バックスピンがボールに必要以上にかかってしまうと飛距離は一気に落ちてしまいます。それに加え風もあったのでしっかりと打っているつもりでもショートしてしまったというわけです。
試合後それを指摘し、練習場でスイングをチェックしてみるとウェッジのスイングが通常よりもアップライトになっていました。彼の場合アップライトのスイングをすると、
ダウンスイングでフェースが開きながら降りてくる × アップライトなスイングで入射角が大きくなり過ぎる=スピンロフトが大きくなりすぎる
というコンビネーションでバックスピンが大きくなっていました。なので、練習ではもう少しだけフラットな角度でスイングしてもらいました。すると、練習場でもターゲットに対して飛んだり飛ばなかったしていたボールの集積率がどんどん上がりました。これは練習場でもスピン過多で風に煽られていたボールが煽られなくなった結果です。
このように、試合中にショートしてしまったりする場合、選手は自身のメンタルに原因を追求してしまいがちですが、実際の原因はシンプルだったりします。今回これで彼にはあらゆる距離でのスピンコントロールを身につける練習方法を指導できたので、これからはショートしたセカンドショットからロングパットで打つ機会が減ることでしょう。これでラウンド中のストレスを減らしてプレーして貰えるともっと成績が伸びるはずです。
TAIKI MIYAZAKI
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